タイヤチェーンは金属と非金属どっちがおすすめ?用途別の選び方を徹底解説

金属チェーン

冬のドライブに欠かせないタイヤチェーン。

いざ購入しようとすると「金属チェーンと非金属チェーン、どっちを選べばいいの?」と迷ってしまいますよね。

この記事では、金属チェーンと非金属チェーンの特徴を徹底比較し、あなたにぴったりのタイヤチェーンをご紹介します。

目次

結論:どっちがおすすめ?

年に数回しか雪道を走らない方非金属チェーンがおすすめ

頻繁に雪道を走る方・深雪や凍結路が多い方金属チェーンがおすすめ

それでは、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

金属チェーンの特徴

タイヤチェーン

昔ながらの定番として多くのドライバーに選ばれている金属チェーン。

価格の安さとグリップ力の高さが魅力ですが、使用環境によっては注意点もあります。

まずはメリットから見ていきましょう。

メリット

グリップ力が抜群 金属製のチェーンは路面をしっかりと噛み、深雪や凍結路でも高い走破性を発揮します。アイスバーンでも安心して走行できるのが最大の魅力です。

価格が手頃 非金属チェーンと比較して、価格が安いものが多く、初期費用を抑えられます。5,000円前後から購入できる製品もあります。

コンパクトで収納しやすい 折りたたむと非常にコンパクトになるため、車のトランクでも場所を取りません。

耐久性が高い 適切に使用すれば何年も使い続けることができ、コストパフォーマンスに優れています。

デメリット

騒音が大きい 金属が路面に当たる音が大きく、特に乾燥路面では不快に感じることがあります。

乗り心地が悪化 振動が大きく、長時間の運転では疲労を感じやすくなります。

装着に慣れが必要 初めての方は装着に時間がかかることがあります。ただし、最近は簡単装着タイプも増えています。

路面へのダメージ 乾燥した舗装路では路面を傷つける可能性があるため、雪道以外での使用は避けるべきです。

金属チェーンには、KONIGなどがあります。

非金属チェーンの特徴

クイックイージーの取り付け

近年人気が高まっている非金属チェーンは、ゴムやウレタン素材でできた新しいタイプのチェーンです。

快適性を重視する方に支持されていますが、金属チェーンとはどう違うのでしょうか。

特徴を詳しく見ていきましょう。

メリット

静粛性が高い ゴムやウレタン素材のため、走行音が非常に静かです。快適なドライブを楽しめます。

乗り心地が良い 振動が少なく、通常走行に近い感覚で運転できます。長距離ドライブでも疲れにくいのが特徴です。

路面へのダメージが少ない 柔らかい素材のため、舗装路面を傷つけにくく、雪が少ない区間でも安心です。

装着が簡単 多くの製品がワンタッチ装着に対応しており、初心者でも短時間で取り付けられます。

デメリット

価格が高め 金属チェーンと比べて価格が高く、15,000円〜30,000円程度が相場です。

グリップ力は金属に劣る 深雪やアイスバーンでは、金属チェーンほどのグリップ力は期待できません。

収納スペースが必要 かさばるため、車のトランクでそれなりのスペースを必要とします。

耐久性の問題 ゴム素材の劣化により、金属チェーンほど長持ちしない場合があります。

非金属チェーンは、クイックイージーイエティ スノーネットなどが有名です。

用途別おすすめの選び方

プリウス60系19インチ

ここまで金属チェーンと非金属チェーンの特徴をご紹介してきました。

しかし「結局どっちを選べばいいの?」と迷っている方も多いはず。

ここからは、具体的な使用シーンに応じたおすすめをご紹介します。

あなたの用途に近いケースを参考にしてください。

年に1〜2回、スキー場に行く程度

クイックイージーの装着

金属チェーンがおすすめです。

スキー場までの道のりは圧雪やアイスバーンが多く、安全性を考えると金属チェーンの方が安心です。

装着の練習をしておけば、それほど苦になりません。

ただし、快適性を重視する場合は非金属チェーンの方が金属チェーンよりは静かで、初心者でも扱いやすく、万が一の備えとして最適です。

通勤や頻繁に雪道を走る

雪道

通勤や頻繁に雪道を走る方には非金属チェーンがおすすめです。

グリップ力と耐久性で、安全性とコストパフォーマンスを両立できます。

イエティスノーネットの評判まとめ

深雪や急な坂道が多い地域

ノート E13のタイヤチェーン

深雪や急な坂道が多い地域では、金属チェーンが必須です。

特に亀甲型の金属チェーンは、横滑りにも強く安心感があります。

高速道路での使用が多い

高速道路の規制

チェーン規制に対応したチェーンがおすすめです。

長距離走行では耐久性の問題もあるため、慎重に選んでください。

非金属チェーンは、高速走行でも安定性が高く、騒音も少ないため快適です。

チェーン規制について知っておこう

高速道路の規制

タイヤチェーンを選ぶ前に、必ず知っておきたいのが「チェーン規制」です。

スタッドレスタイヤを履いていても通行できない区間があることをご存じでしょうか。

ここでは、冬のドライブで遭遇する可能性のあるチェーン規制について解説します。

2018年から「チェーン規制」が導入され、一部の峠道などでは「全車チェーン装着規制」が実施されることがあります。

この場合、スタッドレスタイヤだけでは通行できず、チェーンの装着が義務付けられます。

チェーン規制対応製品であれば、金属・非金属どちらでも規制はクリアできますので、万が一に備えてチェーンを車に積んでおくことをおすすめします。

購入時にチェックすべきポイント

チェーンの購入方法

金属チェーンと非金属チェーンのどっちを選ぶか決まったら、次は具体的な製品選びです。

ここでは、購入時に失敗しないためのチェックポイントをご紹介します。

適合サイズの間違いは装着不可につながるため、特に注意が必要です。

適合サイズの確認

タイヤサイズに合ったチェーンを選ぶことが最も重要です。

タイヤサイズとチェーンの適合確認をしてください。

車の取扱説明書やタイヤの側面に記載されているサイズを確認しましょう。

JASAA認定品を選ぶ

日本自動車交通安全用品協会の認定品は、一定の性能基準を満たしているため安心です。

JASAA認定マークが付いた製品は、グリップ性能や耐久性などの厳しい試験をクリアしており、チェーン規制時にも確実に対応できます。

購入時は認定マークの有無を確認しましょう。

装着方法の確認

ジャッキアップが必要か、車を動かさずに装着できるか、事前に確認しておきましょう。

装着位置は、前輪か後輪かも確認してください。

保管状態

非金属チェーンは特に、直射日光を避けて保管することで長持ちします。

購入後の保管方法も考慮しましょう。

まとめ:あなたにぴったりのチェーンは?

タイヤチェーン

タイヤチェーン選びで迷ったら、この基準で判断してください。

非金属チェーンがおすすめの方

  • 年に数回程度のスキー・スノボ旅行
  • 快適性と静粛性を重視
  • 装着の簡単さを優先
  • 予算に余裕がある

クイックイージーは人気の高い非金属製チェーンです。

金属チェーンがおすすめの方

  • 頻繁に雪道を走る
  • 深雪や凍結路が多い地域
  • コストパフォーマンス重視
  • 収納スペースに余裕がない

どちらを選ぶにしても、冬のドライブ前に一度装着の練習をしておくことをおすすめします。

いざという時に慌てず、安全に装着できる準備をしておきましょう。

安全で快適な冬のドライブのために、あなたに合ったタイヤチェーンを選んでください。

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