タントで冬のドライブを楽しむ際、「チェーン規制に対応できるか不安…」と感じていませんか?
軽自動車ならではのコンパクトさと使い勝手の良さが魅力のタントですが、冬季のチェーン規制時には適切なタイヤチェーンの準備が欠かせません。
この記事では、タントに最適なタイヤチェーンの選び方から装着方法まで、実用的な情報を詳しく解説します。
この記事でわかること
- タントのタイヤサイズと適合チェーン
- おすすめタイヤチェーン5選と価格比較
- チェーン規制の基礎知識と対応方法
- 正しい装着手順と注意点
タントのタイヤサイズを確認しよう

まず、お持ちのタントのタイヤサイズを確認しましょう。
世代とグレードによってサイズが異なります。
現行タント(4代目:2019年〜現行)LA650S/LA660S系

標準モデル(X、L、Xターボ等)
- 155/65R14
カスタム(カスタムX、カスタムRS等)

先代タント(3代目:2013-2019年)LA600S/LA610S系
標準モデル
- 155/65R14
カスタム
- 165/55R15(グレードによる)

タイヤサイズは、運転席ドアを開けた内側のステッカー、またはタイヤ側面に記載されています。

タントにおすすめのタイヤチェーン5選

実際の使用者評価と軽自動車への適合性を基に、タントに最適なタイヤチェーンを厳選しました。
カーメイト バイアスロン クイックイージー QE2L / QE3L

価格:約10,000円〜13,000円
対応サイズ:
- QE2L:155/65R14に対応(標準タント)
- QE3L:165/55R15に対応(タントカスタム)
特徴:
- 非金属タイプで装着が簡単(約3分)
- ジャッキアップ不要
- 軽量で女性でも扱いやすい(約2.5kg)
- 静粛性に優れ、振動が少ない
- 日本製・JASAA認定品
おすすめポイント: 初めてチェーンを使う方や、装着の手軽さを重視する方に最適。
軽自動車専用設計で、タントに最もおすすめです。

オートソック AutoSock Y13

価格:約10,000円〜12,000円
対応サイズ:
- 645:155/65R14に対応
- 685:165/55R15に対応
特徴:
- 布製タイヤチェーン(スノーソックス)
- 超軽量(約600g)でコンパクト
- 装着が最も簡単(1〜2分)
- チェーン規制適合品
- 洗濯機で洗える
おすすめポイント: 緊急時の備えとして最適。装着の簡単さを最重視する方、年に1〜2回程度の使用を想定している方向けです。
注意点: 耐久性は金属・非金属チェーンより劣るため、頻繁に雪道を走る方には不向き。乾燥路面での走行は避けてください。
布製チェーンはいろいろな種類があり、ISSE スノーソックスやグッドイヤーのスノーソックスなどもあります。

イエティ スノーネット 0254WD

価格:約18,000円〜22,000円
対応サイズ:
- 0254WD:155/65R14に対応
特徴:
- 高性能ゴムネット式
- 耐久性が高く、5シーズン以上使用可能
- 振動が少なく快適
- スイス生産の高品質
- 装着も比較的簡単
おすすめポイント: 長期間使用したい方、品質重視の方におすすめ。初期投資は高いですが、耐久性を考えるとコストパフォーマンスが良い製品です。

予算別おすすめチェーンの選び方

使用頻度と予算に応じた最適なチェーン選びのポイントをご紹介します。
予算10,000円以内 → FECエコメッシュ2またはコムテック 年1〜2回の使用、コスト重視の方向け
予算15,000円前後 → カーメイト バイアスロン クイックイージー 装着の簡単さと性能のバランスが良く、初めての方に最適
予算20,000円以上 → イエティ スノーネット 長期間使用予定で、品質と耐久性を重視する方向け

→ 楽天でタント(155/65R14)のタイヤチェーンを見る
→ Yahoo!でタント(155/65R14)のタイヤチェーンを見る
タイヤチェーンの種類と特徴

非金属チェーンの特徴

メリット
- 装着が簡単(3〜5分程度)
- 走行時の振動や騒音が少ない
- タイヤやホイールを傷つけにくい
- 乗り心地が良い
- 軽自動車に最適な軽量設計
デメリット
- 価格が金属チェーンより高め(8,000円〜20,000円)
- 重量がある製品も存在
こんな人におすすめ
- 装着の簡単さを重視する方
- 年に数回程度使用する方
- 快適性を求める方

金属チェーンの特徴

メリット
- 価格が安い(3,000円〜8,000円)
- 耐久性が高い
- グリップ力に優れる
- 軽量でコンパクト
デメリット
- 装着に時間がかかる(10〜20分程度)
- 振動や騒音が大きい
- 乗り心地が悪化する
- タイヤを傷つける可能性がある
- 軽自動車には装着が難しい場合がある
こんな人におすすめ
- コストを最優先したい方
- 装着の手間を気にしない方
注意:タントのような軽自動車には、非金属チェーンの方が扱いやすく推奨されます。

布製チェーン(スノーソックス)の特徴

メリット
- 最も装着が簡単(1〜2分程度)
- 超軽量で持ち運びやすい(約600g)
- 収納時が非常にコンパクト
- 振動や騒音がほぼない
- タイヤやホイールを傷つけない
- 洗濯機で洗える
デメリット
- 耐久性が最も低い(数回〜1シーズン程度)
- 深い雪道や凍結路では効果が限定的
- 価格が高め(10,000円〜15,000円)
- 乾燥路面での走行ですぐに摩耗する
こんな人におすすめ
- 緊急時のみの使用を想定している方
- 都市部の浅い積雪のみ対応したい方
- とにかく軽量・コンパクトさを重視する方
注意点: 布製チェーンはJASOO規格適合品であればチェーン規制時に使用可能ですが、深雪や凍結路面では性能が不十分な場合があります。頻繁に雪道を走る方には、非金属チェーンをおすすめします。

→ 楽天でタント(155/65R14)のタイヤチェーンを見る
→ Yahoo!でタント(155/65R14)のタイヤチェーンを見る
チェーン規制とは?タントでの対応方法

チェーン規制の基本
チェーン規制は、大雪特別警報や緊急発表が出た場合など、異例の降雪時に実施される交通規制です。
規制区間ではスタッドレスタイヤでも通行できず、タイヤチェーンの装着が義務付けられます。
規制の種類
チェーン規制(全車チェーン装着規制) スタッドレスタイヤ装着車もチェーン装着が必須
チェーン規制または冬タイヤ装着規制 スタッドレスタイヤまたはチェーン装着が必要
違反した場合: チェーン規制区間では、規制時に手前で検査が行われ、チェーン未装着の場合は通行できません。警察官の指示を無視して進入した場合、道路交通法違反として6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科される可能性があります。
タントのチェーン装着位置

重要:タントは前輪駆動(FF)または四輪駆動(4WD)
- FFモデル:前輪2本に装着
- 4WDモデル:前輪2本に装着(基本的に前輪駆動ベース)
取扱説明書で必ず確認してください。後輪に装着すると危険です。

チェーン規制がかかりやすい場所

高速道路(主な7区間)
- E18 上信越道:信濃町IC~新井PA
- E8 中央道:須玉IC~長坂IC
- E52 中央道:飯田山本IC~園原IC
- その他、東海北陸道、新東名など
一般道(主な6区間)
- 国道7号:新潟県村上市
- 国道8号:福井県あわら市
- 国道112号:山形県西川町
- その他、長野や広島の山間部
スキー場や山間部に向かう際は、必ずチェーンを携行しましょう。

タイヤチェーンの正しい装着方法

装着前の準備
安全な場所で作業
- 平坦で広い場所を選ぶ
- 路肩やチェーン着脱場を利用
- ハザードランプを点灯
- エンジンを切り、パーキングブレーキをかける
必要な装備
- 作業用手袋(滑り止め付き)
- ライト(夜間の場合)
- 膝当て(あると便利)
- 取扱説明書
非金属チェーンの装着手順(カーメイト等)

所要時間:約5〜15分
- チェーンを広げて向きを確認
- タイヤの上からチェーンをかぶせる
- 車を少し前進させる(30〜50cm程度)
- チェーンの端を裏側でつなぐ
- フックやバンドで固定
- ゆっくり50m程度走行して再度締め直す
ポイント
- 取扱説明書を事前に読んでおく
- 自宅で一度練習しておくと安心
- 装着後は必ず増し締めをする
- 軽自動車は車高が低いため、作業しやすい
布製チェーンの装着手順(オートソック等)
所要時間:約3分~
- 布製チェーンを広げる
- タイヤの上部にかぶせる
- 車を少し前進させる
- 下部を引っ張ってタイヤ全体を覆う
- 位置を調整して完了
ポイント
- 最も簡単で女性や高齢者でも扱いやすい
- 装着後も走行中に自動的に中心に収まる
- ただし耐久性は低いため、緊急用として最適

装着時の注意点
絶対に守ること
- 速度は50km/h以下に制限
- 急発進・急ブレーキ・急ハンドル禁止
- チェーン装着区間を過ぎたらすぐに外す
- 乾燥路面での走行は最小限に
よくあるトラブルと対策
- チェーンが緩む → 50m走行後の増し締めで予防
- サイズが合わない → 購入前に必ず適合確認
- 装着できない → 事前練習で解決

チェーン規制時の運転テクニック

基本の運転方法
速度は30〜40km/h程度に抑える
- 法定速度は50km/h以下
- 実際は20〜40km/hが安全
車間距離を通常の2倍以上取る
- ブレーキの効きが悪くなる
- 急停止は不可能と考える
エンジンブレーキを活用
- フットブレーキは最小限に
- シフトダウンで減速
カーブは手前で十分に減速
- カーブ中の減速は危険
- スムーズなハンドル操作を心がける
タントの軽自動車特性を理解する
軽量なため横風に注意
- 雪道では特に横風の影響を受けやすい
- ハンドルをしっかり握る
4WDでも過信は禁物
- 4WDは発進時のグリップ力は高いが、制動力は2WDと同じ
- チェーン装着は前輪のみなので慎重な運転が必要
よくある質問(Q&A)

Q1. タントにスタッドレスタイヤを履いていればチェーンは不要?
A. 全車チェーン装着規制時は必要です。
スタッドレスタイヤを装着していても、「全車チェーン装着規制」がかかった区間ではタイヤチェーンの装着が義務付けられます。

Q2. 布製タイヤカバーはチェーン規制で使える?
A. JASAA認定品であれば使用可能です。
布製チェーン(スノーソックス)でも、JASAA(日本自動車交通安全用品協会)認定品であればチェーン規制時に使用できます。
ただし、購入前に必ず「チェーン規制適合品」の表示を確認してください。
Q3. タントに金属チェーンは使える?
A. 使えますが、非金属チェーンがおすすめです。
金属チェーンも使用可能ですが、軽自動車は車体が軽く、ホイールアーチのクリアランスが狭いため、装着が難しい場合があります。
非金属チェーンの方が扱いやすく、タントには最適です。
Q4. チェーンをつけたまま高速道路を走れる?
A. 走れますが、50km/h以下に制限されます。
チェーン規制区間以外では、できるだけ早くチェーンを外すことをおすすめします。
チェーンをつけたまま乾燥路面を走行すると、チェーンの摩耗が早まります。

Q5. タントカスタムのタイヤチェーンは標準モデルと同じ?
A. 異なる場合があります。
タントカスタムは165/55R15を装着している場合が多く、標準モデルの155/65R14とはサイズが異なります。
必ずご自身の車のタイヤサイズを確認してから購入してください。
まとめ:タントのチェーン選びで失敗しないために

タントのタイヤチェーン選びで重要なポイントをまとめます。
選び方の3ステップ
1. タイヤサイズを確認
- 運転席ドア内側のステッカーをチェック
- 155/65R14または165/55R15が主流
2. 使用頻度と予算で決める
- 年1〜2回 → FECエコメッシュ2またはコムテック(8,000〜10,000円)
- 年3回以上 → カーメイト バイアスロン(10,000〜13,000円)
- 品質重視 → イエティ スノーネット(18,000〜22,000円)
3. おすすめから選ぶ
- 迷ったら「カーメイト バイアスロン」が無難
- コスパ重視なら「FEC エコメッシュ2」
- 装着簡単重視なら「オートソック」
- 品質重視なら「イエティ スノーネット」
必ず準備しておくこと
- チェーン規制の多い地域に行く前に購入
- 購入後は一度装着練習をする
- 取扱説明書を車内に常備
- 作業用手袋も一緒に保管
タントはコンパクトで便利な軽自動車ですが、チェーン規制時にはチェーンの装着が必須です。
規制区間に入る前にチェックが行われるため、チェーンを持っていなければ通行できません。事前の準備が安全なドライブにつながります。
安全な冬のドライブをお楽しみください!
→ 楽天でタント(155/65R14)のタイヤチェーンを見る
→ Yahoo!でタント(155/65R14)のタイヤチェーンを見る



