【タイヤサイズの確認方法】タイヤチェーン購入前の必須手順を初心者向けに解説

タイヤチェーン購入前に必須!タイヤサイズの確認方法を画像付きで詳しく解説

冬の雪道や凍結路面でタイヤチェーンが必要になったとき、「自分の車のタイヤサイズがわからない」と困った経験はありませんか?

タイヤチェーンを購入する際、最も重要なのが正確なタイヤサイズの確認です。

間違ったサイズのチェーンを購入してしまうと、装着できない、または走行中に外れる危険性があります。

この記事では、タイヤサイズを確実に確認する方法を、初心者の方でもわかりやすく解説します。

目次

なぜタイヤサイズの確認が重要なのか?

タイヤサイズ

タイヤチェーンは、タイヤサイズに合わせて精密に設計されています。

サイズが合わないチェーンを使用すると、以下のようなことが起こる可能性があります。

  • 装着できない:チェーンが小さすぎる、または大きすぎる
  • 走行中の脱落:緩すぎて走行中に外れる危険
  • タイヤやホイールの損傷:きつすぎて部品を傷める
  • チェーン規制区間を通過できない:不適切な装着で通行止め

正しいサイズ確認により、これらのトラブルを完全に防げます。

タイヤサイズの確認方法

タイヤサイズの確認方法

タイヤ側面での確認方法(最も確実)

最も正確で確実な方法がタイヤ側面に刻印されているサイズ表記を直接確認することです。

確認手順

  1. 車の前輪または後輪に近づく
  2. タイヤの側面(サイドウォール)を見る
  3. 数字とアルファベットの組み合わせを探す

サイズ表記の読み方

例:225/60R18 100H の場合

  • 225:タイヤ幅(ミリメートル)
  • 60:扁平率(タイヤの高さ÷幅×100)
  • R:ラジアル構造
  • 18:リム径(インチ)
  • 100H:ロードインデックスとスピード記号

チェーン選びに必要な情報は「225/60R18」の部分です。

見つけにくい場合は、タイヤを少し回転させて、見やすい位置に数字を移動したり、前輪が見にくい場合は後輪をチェックすると良いです。

運転席ドア付近のタイヤ空気圧ステッカー

空気圧

運転席のドアを開けると、ドア開口部やB柱にタイヤ空気圧ステッカーが貼られています。

【確認できる情報】

  • 前輪のタイヤサイズ
  • 後輪のタイヤサイズ
  • 適正空気圧
  • スペアタイヤの情報

注意点として、インチアップしている場合は実際と異なる可能性があります。

記載されているのは、標準装備のタイヤサイズです。

車の取扱説明書での確認

車の取扱説明書には、その車種に装着可能なタイヤサイズが記載されています。

【確認方法】

  1. 取扱説明書の「タイヤとホイール」の章を開く
  2. 標準装備とオプション装備のサイズを確認
  3. 現在装着されているタイヤと照合

取扱説明書では、正確なメーカー推奨サイズと複数のタイヤサイズオプションがわかります。

実際に装着されているサイズと異なる場合があるため注意してください。

ディーラーやタイヤショップでの確認

どうしてもタイヤサイズが確認できない場合、または確認した情報に不安がある場合は、専門知識を持ったプロに相談することが最も確実な方法です。

専門店での確認は、以下のような方法で行われます。

  • 車台番号から車種を特定
  • 年式・グレードからタイヤサイズを調査
  • 実車を見て確認

車台番号は車検証に記載されており、この番号から車両の詳細仕様を正確に把握することができます。

特に以下のような状況では、専門店での確認をおすすめします。

  • 中古車でタイヤサイズが不明
  • インチアップ・ダウンの履歴がわからない
  • 複数のタイヤサイズオプションがある車種

専門店では豊富な経験から、車種特有の注意点やおすすめのチェーンタイプまでアドバイスを受けられるメリットもあります。

タイヤサイズ表記の詳しい意味

タイヤサイズ表記

タイヤ幅(最初の数字)

例:225/60R18

  • タイヤの接地面の幅
  • ミリメートル単位
  • チェーンの幅に直接影響

扁平率(2番目の数字)

例:225/60R18

  • タイヤの高さと幅の比率
  • %で表示
  • 数字が小さいほど薄いタイヤ

リム径(最後の数字)

例:225/60R18

  • ホイールの直径
  • インチ単位
  • チェーンサイズ選びの重要な要素

よくある間違いと注意点

凍った路面

タイヤサイズの確認作業では、多くの方が同じような間違いを犯しがちです。

これらの典型的なミスを事前に知っておくことで、チェーン購入時のトラブルを防ぐことができます。

特に以下の3つのパターンは頻繁に発生するため、十分な注意が必要です。

夏タイヤとスタッドレスタイヤのサイズ違い

夏タイヤ

多くのドライバーが見落としがちなのが、夏タイヤとスタッドレスタイヤでサイズが異なるケースです。

特にスタッドレスタイヤでは、乗り心地やコストを考慮してインチダウンすることが一般的で、チェーン購入時に混乱を招く原因となります。

よくあるパターン

  • 夏タイヤ:225/50R18
  • スタッドレス:215/60R17(インチダウン)

対策

  • 実際に装着しているタイヤのサイズを確認
  • 季節ごとにサイズが変わる場合は両方確認

このような場合、チェーンを購入する際は必ず現在装着されているタイヤのサイズに合わせる必要があります。

夏用のチェーンとスタッドレス用のチェーンを別々に用意している方もいらっしゃいます。

インチアップ・ダウンした場合

インチアップ

購入後にタイヤサイズを変更している車両では、車両情報と実際のタイヤサイズが一致しない場合があります。

特にカスタマイズが施された中古車では注意が必要です。

純正サイズと異なる場合

  • ステッカー表記と実際のサイズが違う
  • チェーン購入時は実際のタイヤサイズで選択

確認方法

  • 必ずタイヤ側面の刻印を確認
  • 不明な場合は専門店に相談

このような場合、車両に貼られているステッカーや取扱説明書の情報を鵜呑みにせず、必ず現物確認を行うことが重要です。

間違ったサイズのチェーンを購入してしまうリスクを避けるためにも、実際のタイヤを直接確認する習慣をつけましょう。

前後でサイズが異なる車(スタッガード)

一部の車種では、前輪と後輪で異なるタイヤサイズを採用している場合があります。

これを「スタッガード仕様」と呼び、主に走行性能を向上させる目的で設計されています。

該当車種

  • スポーツカー
  • 一部の高級車

対策

  • 前輪と後輪のサイズを両方確認
  • 駆動輪に適したチェーンを選択

スタッガード仕様の車両では、通常は後輪(駆動輪)にのみチェーンを装着します。

しかし、車種や駆動方式によって装着位置が異なる場合があるため、取扱説明書で正しい装着位置を確認することが大切です。

また、前後異なるサイズのチェーンが必要になる場合もあるため、購入前の確認は特に重要となります。

タイヤサイズ確認後の次のステップ

クイックイージーの装着

タイヤサイズが確認できたら、次は適切なチェーンの選択です。

チェーンには材質や構造によって異なる特徴があり、使用目的や頻度に応じて最適な選択が変わります。

チェーンの種類による選び方

タイヤチェーン
  1. 金属チェーン:グリップ力重視
  2. 非金属チェーン:静粛性重視
  3. 布製チェーン:簡単装着重視

それぞれに長所と短所があるため、あなたの使用環境や優先したい性能に合わせて選択することが重要です。

また、車種によっては装着できないチェーンもあるため、事前の適合確認も欠かせません。

まとめ

タイヤチェーンを安全に使用するために、正確なタイヤサイズの確認は必須です。

確認の優先順位

  1. タイヤ側面の刻印(最も正確)
  2. ドア付近のステッカー(標準サイズ)
  3. 取扱説明書(メーカー推奨)
  4. 専門店での確認(最終手段)

サイズが確認できたら、あなたの車に最適なタイヤチェーンを選んで、安全な冬のドライブを楽しんでください。

※この記事の情報は一般的な内容です。特殊な車両や不明な点がある場合は、専門店にご相談ください。

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