【初心者向け】タイヤサイズの見方とチェーンの適合!確認方法をわかりやすく解説

クイックイージー

「195/65R15って、どの数字を見ればいいの?」

「スタッドレスタイヤに合うチェーンのサイズがわからない…」

冬の運転準備で、こんな悩みを抱えていませんか?

実は、タイヤサイズの読み方さえマスターすれば、誰でも簡単に最適なチェーンを選べます。

この記事では、タイヤ専門店で10年勤務した経験をもとに、以下の内容を完全解説します。

  • タイヤサイズ表記の読み方(3つの数字の意味を図解)
  • スタッドレスタイヤに合うチェーンの選び方(適合表の見方とチェックリスト)
  • サイズ選びの失敗例とその対策(よくある5つのミス)
  • おすすめタイヤチェーン5選(用途別・予算別の比較表付き)

この記事を読めば、たった5分でタイヤサイズを理解し、自信を持ってチェーンを購入できるようになります。

間違ったサイズを選んで「装着できなかった…」という失敗を避けるためにも、ぜひ最後までお読みください。

目次

タイヤサイズ表記の基本:3つの数字の意味

タイヤ

スタッドレスタイヤのサイドウォール(側面)には、「185/60R15」のようなサイズ表記が刻印されています。

この表記は世界共通で、以下の3つの要素から構成されています。

タイヤサイズ表記の読み方(図解)

例:185/60R15の場合

表記意味単位説明
185タイヤ幅mm(ミリメートル)タイヤの横幅が185mm
60扁平率%(パーセント)タイヤの高さが幅の60%
Rラジアル構造タイヤの構造を示す(ほとんどがR)
15リム径インチホイールの直径が15インチ

①タイヤ幅(最初の数字)

タイヤ幅は、タイヤの横幅をミリメートルで示した数値です。

一般的な乗用車では:

  • 軽自動車:145〜165mm
  • コンパクトカー:175〜195mm
  • 中型セダン:205〜225mm
  • 大型車・SUV:235〜285mm

【重要】タイヤチェーン選びでは、この幅が完全一致している必要があります。

②扁平率(2番目の数字)

扁平率は、タイヤの高さが幅の何%かを示す数値です。

例えば、195/65R15の場合:
タイヤの高さ = 195mm × 0.65 = 約127mm

扁平率が変わると何が変わる?

  • 扁平率が小さい(例:40)→ タイヤが薄く、スポーティな見た目
  • 扁平率が大きい(例:70)→ タイヤが厚く、乗り心地が良い

【注意】扁平率が異なると外径が変わるため、チェーンのサイズも変わります。

③リム径(最後の数字)

リム径は、ホイールの直径をインチで示した数値です。

一般的な乗用車のリム径:

  • 13〜16インチ:コンパクトカー、軽自動車
  • 17〜18インチ:中型セダン、ミニバン
  • 19インチ以上:大型SUV、スポーツカー

【ポイント】スタッドレスタイヤでは、夏タイヤより1〜2インチ小さいサイズを選ぶことが多いです。

💡プロのアドバイス
タイヤサイズは、運転席ドア付近のステッカーや車検証の型式から調べることもできます。

ただし、実際に装着されているタイヤの表記を確認するのが最も確実です。

【3ステップ】スタッドレスに合うチェーンの選び方

スタッドレスタイヤに適合するチェーンを選ぶには、以下の3ステップを踏むだけです。

ステップ1:現在のタイヤサイズを確認する

空気圧

確認方法は3つ

  1. タイヤの側面を直接見る(最も確実)
  2. 運転席ドア付近のステッカーを確認
  3. 車検証の「タイヤの種類」欄を確認

【注意】スタッドレスタイヤとノーマルタイヤでサイズが異なる場合があります。

必ず装着予定のタイヤのサイズを確認してください。

ステップ2:チェーンメーカーの適合表を確認する

isseのサイズ

タイヤチェーンには、各メーカーが提供する適合表があります。

適合表の見方(例:Yeti Snow Net)

タイヤサイズ適合チェーン型番
175/70R140287WD
185/65R151288WD
195/65R151299WD
205/60R165288WD

【重要】適合表では、タイヤ幅・扁平率・リム径のすべてが一致していることを確認してください。

ステップ3:車両のクリアランスを確認する

クイックイージー

チェーンが適合していても、車両のタイヤハウス(タイヤが収まるスペース)に余裕がないと装着できません。

確認方法:

  • 車両の取扱説明書で「チェーン装着可否」を確認
  • ディーラーや整備工場に問い合わせ
  • タイヤとフェンダーの隙間を目視確認(指2本分以上が目安)

【注意】以下の車種はクリアランスが少ない場合があります。

  • ローダウンした車
  • 大径ホイール装着車
  • 一部の輸入車(BMW、メルセデス・ベンツなど)

⚠️よくある失敗
「適合表で○だったのに装着できなかった」というケースの多くは、クリアランス不足が原因です。
特に非金属チェーン(ゴム製・布製)は厚みがあるため、注意が必要です。

【チェックリスト】購入前の最終確認

チェーン購入前に、以下の項目をすべて確認しましょう。

確認項目チェック
タイヤサイズ(幅・扁平率・リム径)を確認した
メーカーの適合表で対応型番を確認した
車両のクリアランスを確認した
駆動方式(FF/FR/4WD)を確認した
装着予定のタイヤ(前輪/後輪)を確認した

サイズ確認の失敗例と対策

スタッドレスタイヤ

タイヤチェーン購入で失敗する人の多くは、以下の5つのミスを犯しています。

失敗例1:ノーマルタイヤのサイズでチェーンを購入

失敗の内容
夏タイヤのサイズを基準にチェーンを購入したが、スタッドレスタイヤは別サイズだった。

対策
装着予定のスタッドレスタイヤのサイズを必ず確認してください。
冬タイヤはインチダウンをして、夏タイヤより小さいサイズになっている場合があります。

失敗例2:適合表の「参考」表記を見逃した

失敗の内容:
適合表で「○」だったので購入したが、実際には「△(要確認)」だった。

対策:
適合表の記号の意味を理解しましょう。

  • :適合
  • :条件付き適合(クリアランス要確認)
  • ×:不適合
  • :データなし

失敗例3:前輪と後輪のサイズが異なることを知らなかった

失敗の内容:
スポーツカーや一部の車種では、前輪と後輪のサイズが異なる(前:205/55R16、後:225/50R16など)。

対策:
駆動輪(チェーンを装着する輪)のサイズを確認してください。

  • FF車(前輪駆動):前輪のサイズ
  • FR車(後輪駆動):後輪のサイズ
  • 4WD車:取扱説明書で指定された輪

失敗例4:メーカーによるサイズ差を考慮しなかった

失敗の内容
同じ「195/65R15」表記でも、メーカーによって外径が2〜3mm異なることがある。
・夏タイヤと冬タイヤでは適合品番が違っていた。
・オフロードタイヤでタイヤ外径が異なっていた

対策:
可能であれば、タイヤの実寸(外径)をメーカーサイトで確認してください。
または、販売店で相談することをおすすめします。

失敗例5:チェーンの種類による制約を知らなかった

タイヤチェーンの種類

失敗の内容
金属チェーンは装着できたが、非金属チェーンは厚みがあり装着できなかった。

対策
チェーンの種類ごとの特徴を理解しましょう。

チェーンの種類厚みクリアランス適合車種
金属チェーン薄い(10〜15mm)少なくてもOKほぼ全車種
非金属チェーン(ゴム製)厚い(30〜40mm)要確認クリアランス要確認
布製チェーン(オートソック等)中程度(15〜20mm)比較的少なくてもOKほぼ全車種

車の車高を落としている方は特に注意が必要です。

【用途別】おすすめタイヤチェーン4選

ここでは、用途別・予算別に厳選したタイヤチェーンをご紹介します。

1. 初心者におすすめ:オートソック(布製チェーン)

オートソック

【特徴】

  • 装着が簡単(約5分で装着可能)
  • 軽量でコンパクト(収納場所を取らない)
  • 乗り心地が良い(振動・騒音が少ない)

【適合車種】ほぼ全車種(クリアランス少ない車でもOK)

【価格帯】10,000〜15,000円

【おすすめ度】★★★★★(初心者・年1〜2回使用)

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2. コスパ重視:Yeti Snow Net(非金属チェーン)

イエティ スノーネット

【特徴】

  • 価格と性能のバランスが良い
  • 耐久性が高い(3〜5シーズン使用可能)
  • 装着が比較的簡単

【適合車種】クリアランス要確認(厚み約35mm)

【価格帯】15,000〜25,000円

【おすすめ度】★★★★☆(頻繁に使用する人向け)

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3. 本格派におすすめ: クイックイージー(非金属チェーン)

クイックイージーの装着

【特徴】

  • グリップ力が強い(深雪・凍結路でも安心)
  • 適合車種が多い
  • 耐久性が非常に高い

【適合車種】ほぼ全車種

【価格帯】8,000〜15,000円

【おすすめ度】★★★★☆(雪山・スキー場によく行く人向け)

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4. 緊急用におすすめ:ISSE スノーソックス(布製チェーン)

イッセ スノーソックス

【特徴】

  • 超軽量・超コンパクト(重量約700g)
  • 装着が超簡単(約3分)
  • 応急用として車に常備しやすい

【適合車種】ほぼ全車種

【価格帯】8,000〜12,000円

【おすすめ度】★★★☆☆(緊急用・年1回程度の使用)

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【比較表】タイヤチェーンの性能比較

製品名種類価格装着時間グリップ力静粛性耐久性おすすめ用途
オートソック布製10,000〜16,000円約5分★★★☆☆★★★★★★★☆☆☆初心者・年1〜2回
Yeti Snow Net非金属18,000〜45,000円約10分★★★★☆★★★★☆★★★★☆頻繁に使用
クイックイージー非金属12,000〜25,000円約10分★★★★★★★☆☆☆★★★★★雪山・スキー場
ISSE スノーソックス布製8,000〜25,000円約3分★★★☆☆★★★★★★★☆☆☆緊急用・年1回程度

よくある質問(FAQ)

よくある質問(FAQ)

Q1. スタッドレスタイヤとノーマルタイヤで、チェーンのサイズは変わりますか?

A. 取り付けるチェーンによって異なります。

夏タイヤと冬タイヤでは適合品番が異なることもあるため注意が必要です。

例えば、クイックイージーなどは夏タイヤと冬タイヤでは品番が異なります。

以下の点に注意してください

  • スタッドレスタイヤはゴムが柔らかいため、チェーンが緩みやすい
  • 装着後は数百メートル走行して、必ず締め直しを行う
  • 一部のスタッドレスタイヤは、ノーマルタイヤより外径が若干異なる場合がある
  • 適合の備考欄なども細かくチェックする

Q2. タイヤサイズが「205/65R16」の場合、どのチェーンを選べばいいですか?

A. メーカーの適合表で「205/65R16」に対応する型番を確認してください。

例:

  • オートソック:「AS685」
  • Yeti Snow Net:「5299WD」

適合表は各メーカーの公式サイトで確認できます。

Q3. 前輪と後輪でタイヤサイズが異なる場合、どうすればいいですか?

A. 駆動輪のサイズに合わせてチェーンを選びます。

  • FF車(前輪駆動):前輪のサイズ
  • FR車(後輪駆動):後輪のサイズ
  • 4WD車:取扱説明書で指定された輪(多くは前輪)

Q4. チェーンのサイズ表記に「○」「△」「×」がありますが、どういう意味ですか?

A. 適合表の記号の意味は以下の通りです:

  • :適合(問題なく装着可能)
  • :条件付き適合(クリアランスの確認が必要)
  • ×:不適合(装着できない)
  • :データなし(メーカーに問い合わせが必要)

「△」の場合は、ディーラーや販売店に相談することをおすすめします。

Q5. 金属チェーンと非金属チェーン、どちらがおすすめですか?

A. 用途によって異なります。

チェーンの種類おすすめの人メリットデメリット
金属チェーン雪山・スキー場によく行く人グリップ力が最強
価格が安い
耐久性が高い
騒音・振動が大きい
装着に時間がかかる
非金属チェーン頻繁に使用する人乗り心地が良い
耐久性が高い
価格が高い
厚みがある(クリアランス要確認)
布製チェーン初心者・年1〜2回使用装着が簡単
軽量・コンパクト
静粛性が高い
耐久性が低い
グリップ力は中程度

以下の記事も参考にしてください。

Q6. チェーンを装着したまま、どのくらいの速度で走行できますか?

A. 最高速度は50km/h以下です。チェーンによって異なります。

チェーン装着時は:

  • 最高速度:50km/h以下(30〜40km/h推奨)
  • 急発進・急ブレーキ・急ハンドルを避ける
  • 長距離走行は避ける(チェーンの摩耗が早い)

Q7. チェーンの装着練習はしておくべきですか?

A. 必ず事前に装着練習をしてください。

雪道での初めての装着は非常に困難です:

  • 寒さで手がかじかむ
  • 視界が悪い
  • 焦りで手順を間違えやすい

練習場所:自宅の駐車場や空き地で、晴れた日に練習しましょう。

まとめ:正しいサイズ選びで、安全な冬道ドライブを

グッドイヤー スノーソックス NEWGRIP

この記事では、スタッドレスタイヤとタイヤチェーンのサイズ表記について解説しました。

重要ポイントのおさらい

  1. タイヤサイズ表記の読み方:「195/65R15」は、幅195mm・扁平率65%・リム径15インチ
  2. チェーン選びの3ステップ:①タイヤサイズ確認 → ②適合表確認 → ③クリアランス確認
  3. よくある失敗:ノーマルタイヤのサイズで購入、適合表の見落とし、クリアランス不足
  4. おすすめチェーン:初心者はオートソック、頻繁に使うならYeti Snow Net、本格派はスノーゴリラコマンダーⅡ

タイヤチェーンは、正しいサイズを選ぶことが何より重要です。

「間違ったサイズを選んで使えなかった…」という失敗を避けるためにも、この記事の内容を参考にしてください。

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