クリアランスが狭い車でも安心!失敗しないタイヤチェーンの選び方

グッドイヤーとイッセ

冬のドライブに欠かせないアイテムといえば、タイヤチェーン

しかし、車によっては「タイヤハウスとフェンダーの隙間(クリアランス)」が狭く、装着できるチェーンが限られてしまうことがあります。

この記事では、クリアランスが少ない車での注意点と、おすすめのチェーン選びについて解説します。

目次

なぜ「クリアランス」が重要なのか?

ハスラーのホイール

クリアランスとは、タイヤとフェンダーの間にある物理的な隙間のこと。

ここが狭いと、チェーン装着後に次のようなトラブルが起こりやすくなります。

  • フェンダーやサスペンションにチェーンが干渉してしまう
  • 走行中に異音や振動が発生する
  • 最悪の場合、車体やタイヤを破損する危険がある

特にSUVやミニバンの一部車種、またローダウン車では要注意。

「せっかく買ったのに装着できない…」という失敗を避けるためにも、まずはクリアランスを確認することが大切です。

クリアランスが狭い車の代表例

セレナC28

タイヤとフェンダーの間に十分な隙間がないと、チェーンの装着が難しくなります。

特に最近の車はデザイン性や走行性能を重視しているため、クリアランスが狭いケースが増えてきました。

  • セレナ C28:純正状態でもタイヤハウスがタイトで、金属チェーンは干渉しやすい
  • トヨタ C-HR(17インチ):ホイールサイズによってはチェーン規制対応が難しい場合あり
  • ローダウン車全般:車高調整後はさらに隙間が少なくなる

このような車種では、従来の金属チェーンでは装着が難しいことが多く、代替手段が求められます。

クリアランスの狭い車に有利なのは布製タイヤチェーンです。2025年には新製品も発売されています。

タイヤチェーンの種類とクリアランスへの影響

タイヤチェーンの種類

タイヤチェーンにはいくつかの種類があり、それぞれに特徴があります。

クリアランスへの適合性も大きく異なるため、選ぶ際には必ず理解しておきましょう。

金属チェーン

金属製チェーン

もっとも古くから使われているタイプで、圧雪路やアイスバーンでのグリップ力は抜群です。

価格も比較的安価で、コストパフォーマンスを求める方には魅力的。

ただし厚みがあるため、クリアランスが狭い車には不向きです。

非金属チェーン(クイックイージーなど)

非金属タイヤチェーンの特徴

樹脂やゴムを使用したタイプで、金属に比べると振動や走行音が少なく快適です。

工具不要で簡単に装着できるモデルが多く、初心者でも扱いやすいのが特徴。

ただし、製品によってはある程度の厚みがあるため、クリアランスの狭い車では干渉するケースもあります。

布製チェーン(オートソック、スノーソックスなど)

布製チェーンの特徴

最近人気が高まっているタイプで、布をタイヤにかぶせるだけで装着可能

軽量でコンパクトに収納でき、持ち運びもしやすいのが魅力です。

厚みがほとんどないため、クリアランスの狭い車でも安心して使えます。

耐久性は金属や非金属に比べて劣るものの、緊急時や一時的な走行には十分対応可能です。

👉 結論:クリアランスが少ない車に装着しやすいのは「布製タイヤチェーン」です。

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車種別おすすめ例

クイックイージーの装着

車種やタイヤサイズごとに、適したチェーンは異なります。

ここでは代表的な例をご紹介します。

  • 175/65R15 クラス(コンパクトカー)
     → 非金属チェーン「クイックイージー」が快適で静か
       ※クリアランス要注意
  • C-HR(17インチ)
     → 布製「オートソック」で狭い隙間にも対応
  • セレナ C28
     → クリアランスが特に狭いため、布製チェーンが現実的な選択肢

※バイアスロン・クイックイージーは、フェンダー回りは30mm必要、サスペンションとのクリアランスは20mm以上必要。

金属チェーンもクリアランスはある程度必要になり、クリアランスの少ない車には布製タイヤチェーンが有利です。

おすすめの布製タイヤチェーン

グッドイヤー vs イッセ

急な雪道に備えて常備するなら、軽量でコンパクトに収納でき、誰でも簡単に装着できる布製タイヤチェーンがおすすめです。

サイズ展開も豊富で、タイヤサイズごとに適合品を選べるため、迷わず購入できます。

【代表的な布製タイヤチェーン】

オートソック

ISSE スノーソックス

グッドイヤー SNOW SOCKS

チェーン選びのチェックポイント

チェーン装着の注意点

購入前に、以下のポイントを必ず確認しておきましょう。

  • タイヤサイズを必ず確認(夏タイヤ・冬タイヤで異なる場合あり)
  • 装着位置は駆動輪(FF=前輪、FR=後輪、4WDは注意)
  • 制限速度を守る(布製チェーンは概ね50km/h以下)
  • 実際に装着してみる(購入後は自宅で一度テストしておくと安心)

これらを押さえておけば、いざという時に慌てずに装着できます。

まとめ:クリアランス狭めの車は「布製チェーン」を優先に

オートソック取付

タイヤチェーン選びでは「クリアランスの確認」が最重要です。

  • 金属チェーンは強力だが、狭い車では干渉リスクが高い
  • 非金属チェーンは快適性に優れるが、厚みの分だけ制約あり
  • 布製チェーンは薄くて柔軟性があり、狭い隙間でも装着しやすいのが最大の強み

普段雪の多い地域に住んでいない方でも、スキーや急な積雪に備えて車に積んでおくと安心です。

「クリアランスの問題でどれを選べばいいかわからない…」という方には、まず布製チェーンをおすすめします。

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