「タイヤチェーンをつけたら何キロまで出していいの?」
「チェーンの種類で制限速度は違うの?」
「制限速度を超えるとどうなる?」
タイヤチェーンを装着すると、必ず速度制限があります。
制限速度を守らないと、チェーンが外れて車体を損傷したり、制御不能になったりする危険性があります。
この記事では、タイヤチェーンの制限速度、種類別・メーカー別の速度一覧、制限速度を超えた場合の危険性、安全な走行方法を詳しく解説します。
タイヤチェーンの制限速度

先に結論をお伝えします。
タイヤチェーン装着時の制限速度は、ほとんどの製品で30~50km/h以下です。
種類別の制限速度(目安)
| チェーンの種類 | 一般的な制限速度 | 備考 |
|---|---|---|
| 金属チェーン | 30~50km/h以下 | 製品により大きく異なる |
| 非金属チェーン | 50km/h以下 | 多くが50km/h |
| 布製チェーン | 40~50km/h以下 | メーカーにより異なる |
⚠️ 重要:制限速度は製品によって異なります。必ず取扱説明書で確認してください。
⚠️ 特に注意:金属チェーンの一部は30km/h以下と厳しい制限があります。
それでは、詳しく見ていきましょう。
なぜ制限速度があるのか

タイヤチェーンに制限速度がある3つの理由
1. チェーンの耐久性
- 高速走行でチェーンに過度な負荷
- 破損や切断の危険性
- 特に金属チェーンは切れると危険
2. 車両の操縦性
- チェーン装着時は操縦性が低下
- ハンドル操作が通常より重くなる
- 高速では制御困難に
3. 制動距離
- チェーン装着時は制動性能が変化
- 高速からのブレーキは危険
- 雪道では特に停止距離が伸びる
制限速度を守ることの重要性
✅ チェーンが正しく機能する
- 適切な速度でグリップ力を発揮
- タイヤと路面の接地が安定
✅ チェーンの外れを防ぐ
- 高速走行でチェーンが緩む
- 外れると車体損傷の危険
✅ 事故を防ぐ
- 雪道での制御不能を防止
- 他車や歩行者の安全確保
チェーンの種類による制限速度

チェーンには種類があり、種類によっても制限速度が変わります。
一般的な種類として3つに分かられます。
- 金属製タイヤチェン
- 非金属製タイヤチェーン
- 布製タイヤチェーン
装着時の制限スピードはチェーンの種類やメーカーによっても異なります。
タイヤチェーンでタイヤとの密着度が高い商品は、制限速度50km/hという商品が多いです。
具体的なメーカーの商品名と制限速度も次の項目で紹介します。
メーカー別の制限速度
| 商品名 | 種類 | 制限速度 |
| KONIG CGマジック | 金属製 | 50Km/h以下 |
| 雪道楽 α1 | 金属製 | 30Km/h以下 |
| クイックイージー | 非金属製 | 50Km/h以下 |
| スノーゴリラコマンダー2 | 非金属製 | 50Km/h以下 |
| イエティ スノーネット | ゴム製 | 50Km/h以下 |
| オートソック | 布製 | 50Km/h以下 |
| ISSE スノーソックス | 布製 | 40Km/h以下 |
ここでは有名なメーカーのタイヤチェーンの制限速度を記載しています。
制限速度は、50Km/h以下というタイヤチェーンが多いです。
制限速度以下で、路面状況を確認し、何かあっても対応できるようなスピードで走行することが重要です。
KONIG CGマジック
引用:https://www.chuhan.co.jp/carproducts/product/tirechains/?id=29
KONIG(コーニック) CGマジックは簡単取り付けできる人気の金属チェーンです。
KONIG CGマジックの口コミや特徴は以下の記事を参考にしてください。
⇒ KONIG CGマジックの感想
雪道楽 α1
引用:https://www.chuhan.co.jp/carproducts/product/tirechains/?id=1
雪道楽 α1は、金属製のチェーンでジャッキアップせずに取り付けることができるタイヤチェーン。
雪道楽 α1は、ラダー型(はしご)のタイヤチェーンです。
雪道楽 α1の口コミや感想はこちらの記事を参考にしてください。
⇒ 雪道楽 α1の口コミや感想
クイックイージー

バイアスロン・クイックイージー(BIATHLON QUICK EASY)は、非金属チェーンで、装着が簡単で人気のモデルです。
クイックイージーは、ジャッキアップ(車を持ち上げる作業)を行う必要がなく、迅速に取り付けができるため、多くのドライバーに支持されています。
クイックイージーの口コミや特徴は以下の記事を参考にしてください。
⇒ クイックイージーの感想
スノーゴリラコマンダー2
https://www.keika-kizai.jp/product/000006_02.html
スノーゴリラコマンダー2は、京華産業の非金属製タイヤチェーンです。
タイヤチェーンは、急な降雪などで夏タイヤでは走行できない時に効果を発揮します。
スノーゴリラコマンダー2は、非金属ウレタンネット型タイヤチェーン(ポリウレタン・エラストマー)です。
イエティ スノーネット
イエティ スノーネットは、ゴム製のタイヤチェーンです。
ゴムなので、他のチェーンと比べても乗り心地が良く、取り付けもしやすいです。
イエティ スノーネットの感想やクチコミはこちらの記事
⇒ イエティ スノーネットの口コミ
オートソック

オートソックはノルウェーで生まれた布製の滑り止めです。
※購入時は車のタイヤサイズを確認して、適合するチェーンを選んでください。
オートソックの感想やクチコミはこちらの記事
⇒ 布製チェーンの『オートソック』を使用した感想と口コミ
ISSE スノーソックス

ISSE(イッセ)スノーソックスは、スペインの老舗繊維メーカーが作ったチェーンです。
布製タイヤチェーンで取り付けしやすいのが特徴の一つです。
※購入時は車のタイヤサイズを確認して、適合するチェーンを選んでください。
スノーソックスの感想やクチコミはこちらの記事
⇒ スノーソックスを使用した感想や口コミ
制限速度をオーバーした時のリスク

通常、タイヤチェーンを装着すると車両の操縦性や制動性が低下します。
また、走行中にチェーンが外れると車に損傷を与えることもあり、他のドライバーの安全を脅かすことになります。
走行中にチェーンが外れて、足回りやフェンダーなどが損傷したケースもあります。
チェーンを使用するシチュエーションはスピードを出せる状況ではないと思いますが、低速で安全に走行することが重要です。
チェーンを装着した時は、何かあってもすぐに止まれるようなスピードで走行することが大事です。
スピードが上がれば上がるほどリスクが増えますので、安全なスピードで走行し、取り付けもしっかり行うことが大事です。
万が一チェーンが外れた時に破損のリスクが少ないのは布製タイヤチェーンです。
金属製は切れたりすると、フェンダー内で車両に与えるダメージが大きくなります。
摩耗したチェーンは使用しないようにして、チェーンの状態を確認しておくことも重要。
よくある質問

Q1. チェーン装着時は何キロまで出していいの?
A. 多くのチェーンは50km/h以下ですが、30km/h以下の製品もあります。
必ず取扱説明書で確認してください。
Q2. 金属チェーンと非金属チェーンで制限速度は違う?
A. はい。金属チェーンは30~50km/hと製品により差が大きく、非金属チェーンはほぼ50km/hです。
Q3. 高速道路でチェーンをつけたまま走れる?
A. 制限速度(50km/h以下)を守れば走行可能ですが、推奨しません。雪が無くなったらすぐ外してください。
Q4. 制限速度50km/hなら、49km/hで走ればOK?
A. 制限速度はあくまで最高速度です。路面状況により20~30km/hで走行することを推奨します。
Q5. 雪道楽 α1は30km/hしか出せないの?
A. はい。ラダー型金属チェーンは30km/h以下の製品が多いです。購入前に確認してください。
Q6. 制限速度を超えるとどうなる?
A. チェーンが外れて車体を損傷したり、操縦不能になる危険があります。非常に危険です。
Q7. チェーンが外れたらどうすれば?
A. すぐに安全な場所に停車し、チェーンを確認してください。
損傷している場合は使用を中止してください。
まとめ

タイヤチェーンを装着した状態ではスピードを抑えて走行することが重要です。
速度制限を守ることで、タイヤチェーンが適切に機能し、リスクも最小限に抑えることが可能。
タイヤチェーン装着時の速度制限は約30〜50km/hが多いですが、製品によって異なります。
基本的にはチェーン装着時はスピードを抑えて走行することが重要です。
速度制限内で走行ことで、タイヤチェーンが適切に機能し、運転時のリスクを最小限に抑えることが可能です。
雪道の運転は十分注意してください。





