【2025年版】チェーン規制に対応しているタイヤチェーンとは?種類・選び方・おすすめを徹底解説

冬の高速道路や峠道では、大雪時に「チェーン規制」が実施されることがあります。

このとき、スタッドレスタイヤだけでは通行できず、必ずタイヤチェーンが必要です。

しかし、布製チェーンは通れるの?金属じゃないとダメ?

非金属でもOK?など、判断が難しい点も多いはずです。

この記事では、国土交通省が公表している最新データをもとに、チェーン規制で通行可能なチェーンの種類・対応製品・注意点をやさしく解説します。

目次

チェーン規制とは?|国交省が定める厳しい通行規制

国土交通省によると、チェーン規制は次のケースで実施されます。

チェーン規制(タイヤチェーン未装着車 通行止め)

  • タイヤチェーンを装着していない車両は通行不可
  • スタッドレスタイヤだけでは通れない
  • 金属・非金属・布製などのうち、市販のチェーン規制対応品なら通行可能

この規制は、国交省が指定した特定の山岳区間(直轄国道・高速道路)などで大雪時に運用されます。

チェーン規制区間

チェーン規制は全国どこでも実施されるわけではなく、国土交通省が毎年定める特定の区間でのみ実施されます。

大雪によって大型車や一般車両の立ち往生が起こりやすい場所が中心で、以下のようなエリアが例として挙げられます。

■ 代表的なチェーン規制区間(例)
・高速道路の山間部(中央道・関越道・上信越道 など)
・豪雪地域の峠道(石川県・福井県・新潟県・長野県)
・トンネル前後の勾配区間
・国道の山岳ルート(国道8号、国道112号 など)

これらの区間は大雪時に事故や立ち往生のリスクが高いため、スタッドレスタイヤだけでは通行できません。

チェーン規制マップは国土交通省が随時更新しているため、冬季に走行予定がある地域は事前に確認しておくと安心です。

最新のチェーン規制区間一覧(国土交通省)
国交省|チェーン規制の対象道路(公式PDF・最新情報)

チェーン規制に対応しているタイヤチェーンの種類

タイヤチェーンの種類

国交省の公式資料(PDF)では、以下のタイプがチェーン規制対応品として明記されています。

  • 金属チェーン(はしご型・亀甲型)
  • 非金属チェーン(ゴム・ウレタン・樹脂製)
  • 布製カバータイプ(AutoSockなど)

具体的な製品名で対応しているわけではなく、市販されているタイヤチェーンであれば問題ありません。

つまり、布製チェーンでも「対応品」として認められていればチェーン規制を通行可能です。

※薬剤スプレー式の“雪道用スプレー”は規制対象外で通行不可です。

主要チェーンの対応状況まとめ

製品名チェーン規制対応特徴
イエティスノーネット◎ 対応静粛性・安定性が高い。SUVとの相性◎。
バイアスロン クイックイージー◎ 対応装着が簡単。国産車の適合が広い。
オートソック(布製)◎ 対応軽量で持ち運びが楽。高速道路でも使用可。
金属チェーン◎ 対応最も確実。大雪区間・急勾配に強い。

タイヤチェーンは、JASAA認定商品を選ぶと安心です。

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用途別|おすすめのタイヤチェーン

タイヤチェーンは「どれが一番優秀か」ではなく、どんな使い方をするかで最適な選択が変わります。

雪道の走行距離、車種、装着のしやすさの優先度を基準に選ぶと、後悔のない買い物ができます。

静粛性・安定性で選ぶ → イエティスノーネット

イエティ スノーネット

雪道でも普段の走行に近い静かさと安定性を求める人に向いています。

特に高速道路や長距離移動が多い方には、ほかのチェーンより快適に感じられるはずです。

  • 樹脂ネット構造で乗り心地が良い
  • 高速走行の安定性が高い
  • SUV・ミニバンに人気

静粛性では布製チェーンが高いです。

装着の手軽さで選ぶ → バイアスロン クイックイージー

クイックイージー

「とにかく簡単に付けたい」「初めてだから不安」という方にはクイックイージーが最適です。

装着手順が分かりやすく、雪の中でも短時間で取り付けできるため、緊急時の安心感が違います。

  • 初心者でも取り付けやすい構造
  • 国産車の適合サイズが多い
  • 価格バランスが良い

確実性最優先 → 金属チェーン

金属チェーン

急勾配の峠道や、積雪量の多い山間部へ行く予定がある場合は、金属チェーンがもっとも頼りになります。

走破性が高く、規制中の厳しい区間でも安定して走れるのが最大の強みです。

豪雪地帯や険しい山岳路では、金属チェーンが最も確実です。

「どんな条件でも絶対に走り切りたい」という人は、一本持っておくと安心です。

購入前チェックリスト(失敗防止)

チェーンの購入方法

タイヤチェーン選びで失敗しやすいのは、「サイズ違い」「装着不可の車だった」「規制に対応していない製品だった」
という3つのパターンです。

購入前に以下をチェックしておけば、実際の雪道でも安心して使えます。

  • タイヤサイズを確認(例:225/65R17、235/55R18 など)
  • 取扱説明書で「チェーン装着可否」を確認
  • 駆動輪の確認(FF=前輪/FR=後輪/4WDは車種による)
  • 布製チェーンは必ず“チェーン規制対応”と明記された製品を選ぶ
  • 初めての場合は一度自宅で試着しておく

ここまで確認しておけば、チェーン規制が出たときでも慌てることなく、確実に通行できます。

「いざという時に後悔しない」ためのチェック項目です。

まとめ|チェーン規制は“対応品”であれば通行可能

高速道路の規制

チェーン規制では、スタッドレスタイヤのみでは通行できず、市販のチェーン規制対応チェーンの装着が義務となります。

  • 静粛性・安定性 → イエティスノーネット
  • 手軽さ・コスパ → バイアスロン クイックイージー、オートソック
  • 確実性 → 金属チェーン

用途に合わせて選べば、冬の走行をより安全・快適にできます。

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